監査役就任のきっかけ
尊敬する先輩と言いますか、師匠がいるんです。
80歳まで上場企業の監査役をされていた方なのですが、自分にとってまさに理想の監査役です。
その師匠からの影響を受け、監査役になりました。
会社法381条第1項の「監査役は、取締役の職務の執行を監査する」を常に意識して、知性と感性の勉強をしています。
Be winの監査役には、2020年に就任しました。
就任直後は、まずは、Be winという会社を知りたいと思い、社員一人ひとりとの面談を行いました。
監査の手法のひとつとして、現場からのヒアリングという手法があるんです。
会社として是正することがあるかを確認するために、現場の声を聞かせていただきました。
今後上場が近くなってくれば、もっと定期的にヒアリングする必要があると思っています。
私から見たBe winという会社
Be winは上場できますし、上場すべき会社だと思っています。
まず第一に、人材業界が成長産業であること。
岸田政権の政策において、「人への投資」を実践するため、およそ3年で4,000億円規模の政策パッケージが掲げられていて、人材業界は今後さらに成長することがデータでも算出されています。
また、宇部市から上場することによって、地域に貢献することもできます。
そして何より、Be winという会社は独自性があり、他社と差別化できる商品をもっていることが強みだと思っています。
そうそう、Be winは女性がキラキラしていますよね!
私は96年~16年まで、通販会社に在籍していましたが、その時と同じ印象です。
私の経験上、女性がキラキラ輝いて働く会社は、良い会社だと感じます。
Bewinに感じる変化
上場を目指すにあたって重要であることの中に、「内部統制の整理」と「売上を伸ばすこと」がありますが、内部統制はだんだん整理されてきていると感じていますし、企業努力でさらに整理することが可能です。
しかし、売上に関してはお客様からのご支持が必要です。
現在、順調に売上を伸ばしているところではありますが、さらに人財・商品を磨き、お客様からご支持される必要があると感じています。
良いことも悪いことも楽しめるように
私は、監査という役割を通して上場の力添えをすべくBe winに入りましたが…
私の理想の経営である「年輪経営」について、皆さんへ少しお伝えしたいと思います。
長野県に、寒天製造を主軸とする「伊那食品工業株式会社」という会社があります。
その会長である塚越寛さんの著書で「リストラなしの年論経営」という本があるのですが、Be winには、まさにこの伊那食品工業さんのような「年論経営」を目指してほしいと思っています。
木が年輪を重ねるように、今年より来年、来年より再来年と、少しずつ確実に会社を経営させるという意味の「年論経営」。
急成長しなくても、社員一人ひとりが愛社精神をもって、自分の職務を全うするような、社員を幸せにするための会社。
Be winにも、そんな会社になってほしいですし、みなさんには、とにかく仕事を楽しんでほしいです。
仕事をしていると、良いこともあれば悪いこともあると思います。
でも、ビジネスヒューマンとして良いことも悪いことも、全て受け止め、楽しんで欲しいなと思います。