bewin Worker dispatching system

きっかけは新聞広告

2000年1月3日、日経新聞の経済欄にあった小さな求人募集の広告。
それがIPOの世界に入ることになった、ディー・ブレイン九州との出会いです。
当時はネットバブル期で、マザーズ、JASDAQなど日本の新興市場は空前の活況。
ディー・ブレイン九州の親会社であるディー・ブレイン証券は、当時、未公開株式の発行流通市場を担う新しい証券会社として誕生しました。
社会に出てからも、経営への熱を捨てきれず、専門学校で学びながら社会人生活を送っていた僕は、その地域子会社が福岡にできる、というニュースに心躍り、広告を見つけた時は、急いで履歴書を送りました。

入社から6年後、株式市場の大暴落、いわゆる「ライブドア・ショック」が起きました。
マーケットは一気に縮小し、コストをかけて上場しようとする中小企業は減りました。
僕は、ディー・ブレイン証券の創業者・出縄さんが掲げる経営理念に基づき、「全国の中小企業にリスクマネーを供給していく」という思いを今もずっと引き継いでいます。

トライアンドを設立したのも、IPO専門で九州を中心とした地域企業を支援したいという思いがあったからです。
Be winをはじめとする地方企業に上場していただき、創業利益を獲得した暁には、河村さんに続くような未来の後継者に回して欲しいな、と。
地域のリスクマネーが循環する仕組みづくりに貢献できれば嬉しいなという思いで、多くの企業さまのサポートをさせていただいています。

Be winとの出会いと、期待する変革

同じ宇部市の企業の社長さんから紹介されたのがBe winでした。
コロナ禍を経て、Be winの経営も決して順風満帆ではなかったと思います。
ですが、河村さんは、そこをしっかり成長させて、上場できる段階まで作り上げています。
アイディアマンだとか、技術力、交渉力だとか経営者にはさまざまなタイプの方がいますが、河村さんはバランスがよく、経営者として才能溢れる方だなと感じています。

上場を実現させることも大事ですが、もっと大事なのは実は上場後なんです。
河村さんの目線はすでに上場の先にあります。
魅力ある会社は数あれど、魅力を発信するのが得意な地方企業は少ないです。
Be winには率先して発信していただいて、地方の会社にいい人材が集まるきっかけになって欲しいと思います。会社の価値観や存在意義を共有できる人材に入社してもらうことが、何よりも大事です。
会社の理念に共感して仕事に取り組み始めると、仕事に対してお金を稼ぐだけじゃない幸福感を感じるようになります。

Be winは自らの事業を通じて、求職者と地域企業を繋げるお手伝いができる会社なので、会社が大きくなればなるほど、地方創生に繋げることができると思います。
それに、上場会社としての法人格をとれば、様々なことに挑戦できるようになります。みなさんが上場会社としての箱をうまく利用して、やりたいことを実現できる、最終的にそういう風になってくれると嬉しいなと思います。

若いビジネスリーダーや求職者に伝えたいこと

何のために仕事をするのかを考えてみてください。
会社は利益がないと存続できませんが、利益を出すために存在しているのではありません。
自分がどんな役割で、どこの誰を幸せにしているのか、誰の役に立っているのか、自分の存在意義を見つけることができると、仕事はすごく面白いです。

自分を成長させる原動力になり得る、そういった考えを持てることが、自分にとっても会社にとてもいい循環を生みます。まさにBe winが掲げる「Value Share Recruiting®️」がそうですね。価値観の合う会社に飛び込んでみることが自分の成長に繋がるし、振り返ってみていい人生だったなと感じられると思います。

世の中に価値ある事業を提供し続けよう。

僕が思うに、20億円ぐらいの売り上げがあると会社は安定思考に傾きます。成長より安定を重視するんですね。
しかし、上場することで「絶えず成長しなければならない」という環境に身を置くことができます。では、なぜ成長させないといけないのか?
「世の中に価値のある事業を提供しているから」です。
だから成長する気のない会社が上場する意味はないですし、上場企業にはその使命があると思っています。

上場企業という器を得ると、営業のしやすさ・人材の確保のしやすさ、そういった利点があります。
ただ、コストをかけてまで上場させようとする地方企業は少ないです。
リスクはたくさんあります。株が売れるか、準備金や上場後のコスト…それを加味しても上場を目指すという選択をしたBe winは間違いなく、「Value Share Recruiting®️」を新しい採用手法として世の中に浸透させていく力をもった企業であると思っています。

ぜひ走り抜いてください、全力で応援しています。